環境配慮に向けた新商品開発への取り組み
Efforts to develop new environmentally friendly products再生材による看板リユースで環境負荷を削減する商品「Re-Sign」の開発
【開発商品の特徴】
アイワ工芸では、既存の土台やフレームをリユースし、広告面のみリメイクする環境配慮型商品を開発いたしました。
看板の部分的な製作はその手間により敬遠されがちで、新規品にリニューアルされることが通常です。古い看板は廃棄の対象となり、経済的にも環境にも負荷がかかります。「Re-Sign」を開発するにあたり、これまでの看板製作作業の工程を洗い出し、環境への配慮につながる要素を特定しました。その上で、素材の再利用、廃棄量の削減、エネルギー消費の低減などを実現するための様々な方策を検討した結果、落下事故防止など安全面も含めて既存看板の状態診断をしながら、リユースができるビジネスモデルを確立しました。また、広告面の定期的な更新が可能なため、看板主のビジネスの持続的な展開に寄与することができます。
【グリーンイノベーションにつながるポイント】
塩ビ板等のリユース素材については、メーカーの情報からCO₂排出量をピックアップするなどし、環境負荷低減への効果をまとめ、環境配慮プログラムとして新たな強みを持つ商品開発につなげました。この商品は、従来の方法に比べてCO₂排出量を削減するだけでなく、廃棄物の削減にも寄与することができます。
飲食店の自立式電照式ロードサイン(W1,000mm×H4,000mm)においては、リニューアル前と比較した場合、経済的コストを約27.2%、CO2排出量では約72.31%の削減を達成いたしました。
- 開発商品:看板リユースで環境負荷を削減する商品「Re-Sign」の開発