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株式会社アイワ工芸

Aiwa Kogei Co., Ltd.

リユース技術で環境に配慮
戦略的看板で理想の出会いをサポートする『超看板屋』

株式会社アイワ工芸は、1968年の創業以来、屋内・屋外の看板製作、外観リノベーションを中心に、お店や会社の「顔」となる部分を手がけて参りました。
長年のノウハウを活かして、戦略をデザインに落とし込みながら、クライアントの集客力・売上アップにつながる看板作りを強みとしています。単なる表札としての看板ではなく、ブランド価値と経営戦略を高める戦略的看板を提案いたします。


歴史と実績が紡ぐ表現力の高さ アイワ工芸は創業から50年以上、3万件超の実績を保有しております。特に飲食店、接骨院・鍼灸院、エステ・美容院、クリニック、スポーツジム、不動産販売などの店舗型ビジネスに対して、ノウハウとデザイン力を最大限活かしたワンランクアップの集客戦略のご提案が可能です。

「超看板屋」としての想い アイワ工芸は、お店とお客様がお互い理想の出会いをしていただくための、橋渡し的な役割を担っていると考えています。理想を実現するには、経営者が自店の魅力や価値観などを明確に見える化し、市場や競合分析など戦略的なアプローチが欠かせません。
私たちは丁寧なヒアリングやビジネスフレームワークを通じてクライアントの潜在的価値を最大限に引き出し、可視化するお手伝いをしています。また、商圈分析や実地調査を徹底的に行い、顧客の行動プロセスを分析することで、段階ごとにふさわしい「情報」を看板に込め誘導効果を高めます。
看板は新規顧客獲得、既存顧客定着において強力な販促ツールです。顧客の心を捉える優秀な営業マンの役割を看板が担えば、経営戦略にとって大変心強い味方となるのではないでしょうか。看板製作を通じ、着実なステップでクライアントの成功を総合的に支援、ブランド価値を最大限に高めるのが『超看板屋』としてのミッションです。

磨き上げられたクラフトマンシップ 既製品の看板は利便性に優れていますが、更に付加価値をつけるには、手書きサインペイントによるオリジナル看板としての訴求効果が必要になります。アイワ工芸は熟練の手書き技術を有する職人を擁しており、高いデザイン性とインパクトを兼ね備えた手書き看板製作を得意としております。
外観リノベーションにおいては、波材などの凹凸がある外壁にも対応可能。看板アーティストとしての卓越した職人技が、建物自体を唯一無二のオリジナルにし、最大限の広告効果で経営を中長期的にサポートします。施工後は修復などのアフターフォロー・メンテナンスも承ります。

広告戦略を一貫して支援できる力 アイワ工芸では看板や外観リノベーションだけでなく、展示会での会場・イベントブース設営、チラシやのぼり、車両広告(カーマーキング)、ウェブサイト制作サポートなど、認知度を高めるためのツールに関してトータルでサポートいたします。
店舗集客は、あらゆる角度から戦略を練り、ブランディングで訴求効果を継続していくことが重要です。また、他社の成功事例や新しいトレンドにも注意を払い、常に最新の情報に基づいたアプローチを取ることも必要になります。私たちはその両方をサポートし、一気通貫型でお客様の広告戦略を差別化しながら、成果を出すことに全力を尽くします。

製作事例

Production Examples

  • 人生のターニングポイントとなる鍼灸院

    あま市のスギヤマ治療院様のフルミチ鍼灸院様への院名変更に伴い、サイン改修工事のお手伝いをさせていただきました。こちらの治療院ではロゴの制作からスタートいたしました。ターゲット層は妙齢な女性ということで、女性目線で見て入りやすいデザインとなっています。
    杉山先生が信念とされている、「人生のターニングポイントとなる鍼灸院」ということもうまく表せているのではないかと思います。

  • 街を一層元気にする外観ブランディング

    アスミル接骨院様は、女性向けの美容鍼もお得意とのことで、ターゲットを女性、中でも美容に関心の高い層に絞り、このような色とロゴマークに相成りました。
    店舗は塩釜口から元八事に抜ける通りに面していて、元は20年以上前に開院された内科の病院を、外観リノベーションさせていただきました。立地は、学生街の賑わいから瀟洒な住宅街に続く道で、まわりにはオシャレなお店が点在しています。街並みに溶け込みつつ、ひと際目立つ外観になったのではないかなと思っております。
    接骨院は広告制限で症状や効能などを看板に掲げることができないのですが、色や形でターゲット層に響く接骨院のカラーを打ち出していくデザインをご提案させていただきました。

  • アートな壁面を創作しました

    アートペインズ様とのお打ち合わせの中で、外観を全て看板にしてしまおう、というアイワ工芸の提案に賛同いただき、このような形になり、社員一同、とても楽しくお仕事させていただきました。
    外壁塗装業界には厳しい価格競争があり、塗装知識のないユーザー様にはどんな塗料を使いどのような工程の仕上がりをしても違いが分からないのが現状でしたが、こだわりのアートペインズ様は、社名に「アート」と入っているし、オーナー様の勉強熱心で誠実なお人柄から、ただの塗り替え屋さんではない、少しビンテージ感を感じさせるような、手間とアートを感じてもらえるような、との思いから、こだわりのあるデザインをご提案させていただきました。

  • 大きな亀のイラストが通行人の視線をクギづけ!

    名古屋市中村区に本社を移転された、株式会社亀(たから)様の外観創りのお手伝いをいたしました。同社は、若い社長の熱い気持ちと特殊な技術の両方を持ち合わせた外壁補修工事、各種防水を行う会社です。
    長寿で縁起が良いから亀、ということから始まって、亀は世界大海を縦横無尽に泳ぎ回り必ず産まれた地に戻ることができる、ということから壁画の亀さんのお腹には羅針盤をデザインしました。
    BtoBの会社様ですので、エンドユーザー様にアピールすることはなかったのですが、会社の前を通る人たちに、あの亀さんのビルね!と、街のランドマークになって欲しいと思います。

  • サトウスポーツ様の外観リノベーション

    中村公園駅前で古くからスポーツ用品店を営む「サトウスポーツ」様から、店舗改装&リニューアルに伴う外観リノベーションのご依頼をいただきました。
    改装前の店舗は壁面、看板共どもかなり老朽化が進み、看板の訴求力が完全に風化していた状態でした。地域特性としても、周辺の店舗も全体的に老朽化が進み暗い雰囲気がありました。
    そこで、外観全体を思い切った明るいブルーカラーで際立たせ、店舗の訴求力を大幅にアップさせるだけでなく、街自体をここからHVを明るくするという地域振興の役割を持たせました。とはいえあまり派手派手しい色目は嫌厭されがちなので、爽やかなスポーツ色である空色系統の色味で統一し、目立ちながらも主張しすぎないバランスに収めました。

会社概要

Company Profile

会社名 株式会社アイワ工芸
創業 1968年
資本金 1000万円
本社所在地 愛知県名古屋市中村区宮塚町183番地
代表者 横地健至
従業員数 9人
事業内容 各種店舗の販売促進のための製品・サービス
【サービス一覧】
・外観リノベーション
・看板製作:ファサードサイン/ロードサイン/突出サイン/スタンドサイン/懸垂幕のぼり/テント/カーマーキング/その他
・展示会、イベント設営
・サインペイント
・製作、施工工事
・戦略デザイン
・商圏分析、実地調査

環境配慮に向けた新商品開発への取り組み

Efforts to develop new environmentally friendly products

再生材による看板リユースで環境負荷を削減する商品「Re-Sign」の開発

【開発商品の特徴】

アイワ工芸では、既存の土台やフレームをリユースし、広告面のみリメイクする環境配慮型商品を開発いたしました。

看板の部分的な製作はその手間により敬遠されがちで、新規品にリニューアルされることが通常です。古い看板は廃棄の対象となり、経済的にも環境にも負荷がかかります。「Re-Sign」を開発するにあたり、これまでの看板製作作業の工程を洗い出し、環境への配慮につながる要素を特定しました。その上で、素材の再利用、廃棄量の削減、エネルギー消費の低減などを実現するための様々な方策を検討した結果、落下事故防止など安全面も含めて既存看板の状態診断をしながら、リユースができるビジネスモデルを確立しました。また、広告面の定期的な更新が可能なため、看板主のビジネスの持続的な展開に寄与することができます。


【グリーンイノベーションにつながるポイント】


塩ビ板等のリユース素材については、メーカーの情報からCO₂排出量をピックアップするなどし、環境負荷低減への効果をまとめ、環境配慮プログラムとして新たな強みを持つ商品開発につなげました。この商品は、従来の方法に比べてCO₂排出量を削減するだけでなく、廃棄物の削減にも寄与することができます。


飲食店の自立式電照式ロードサイン(W1,000mm×H4,000mm)においては、リニューアル前と比較した場合、経済的コストを約27.2%、CO2排出量では約72.31%の削減を達成いたしました。


  • 開発商品:看板リユースで環境負荷を削減する商品「Re-Sign」の開発

インタビュー

Interview

本事業への参加に至る背景

アイワ工芸はこれまでに「従来の看板屋を超えた看板製作」をキーワードに、当社の強みである手書き職人の技を生かした「外観リノベーション」での、新たな開発に取り組んできました。開発を進める中で、近年、環境配慮やSDGsといった社会貢献を意識した顧客が増加していることを感じ、新たな切り口の商品開発に取り組みたいと思い応募しました。


参加しての所見や感想

CO2排出量の算定には請求書ベースのデータが必要で、経理情報から管理していく必要性を感じました。事業拡大する中で運営の難しさも感じていますが、削減目標を設定し、細かくデータを洗い出すことで、新たなコスト削減や省エネ等に向けた設備投資計画につながるヒントを見いだすことができました。

本事業では、これまで行ってきた看板製作作業の工程を洗い出し、環境配慮につながる要素を見つけ出す作業から始め、リユースにつながる素材、廃棄量やエネルギー削減などについて検討し、環境配慮プログラムとして新たな強みを持つビジネスモデルを構築しました。


会社からの今後の提案

アイワ工芸は50年以上に渡り、看板作りのノウハウを積み上げてきました。今回、外部専門家の新たな視点での製作作業工程の見直しにより、そのノウハウには、自分たちにとって当たり前の作業にこそ、CO2排出削減につながる要素があったことに気付かされました。また、看板の洗浄やシート剥がし等、手間のかかる工程が、実は「環境配慮」や「低炭素社会への貢献」という意味のある工程であったことを見いだせ、新たなやりがいや当社の強みを打ち出すことにつながり、励みとなりました。今後は、このような価値を効果的に活用いただけるよう商品PRを行い、当社のみならず、クライアントのSDGs活動にも貢献できる戦略的な看板製作を提案し続ける企業でありたいと考えています。