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トキワランバテック株式会社

TOKIWA LUMBERTEC Co., Ltd.

端材の再利用で廃棄焼却に歯止め 循環型社会の実現を目指す、木質素材の"出口"を創る会社

株式会社トキワランバテックは創業より80年以上「木」に向き合い、材料選定と工程における目利き力を強みに、"八方よし"をモットーとしチャレンジし続けてきました。「木」というサスティナブルな素材のプロフェッショナルとして、変化していく時代に対応した製品・サービスを投入し、人と自然の新たな調和に向けて取り組んでいきます。


不可能を可能にする木質素材開発 木質素材を使った製品企画から製造、工程管理までをワンストップでお届けしています。スチール等の別素材との組み合わせも可能で「こんなもの作りたい!」というお客様の想いを実現。木質素材なら、できないものはありません。

私たちについて 私たちトキワランバテックは、木質素材に関するトータルソリューションカンパニーです。
建築資材・産業資材製品の開発、木質素材製品の受託生産、木質素材の在庫・販売、内装仕上工事など、私たちの事業に共通するのは、お客様のニーズに合わせた製品の企画から製造、工程管理までを一貫して手がけ、お客様が満足いただけるまでの"出口"を創り出すことです。製品開発においては、木質素材と他の素材を組み合わせる技術も取り入れ、大型書店の書棚からコンビニエンスストアのレジカウンター、スーパー銭湯の下駄箱など、幅広い業界に製品を提供しています。
木質素材のことなら何でもお申しつけください。木質素材を使うものに関してできないものはありません。

循環型社会におけるミッションステートメント トキワランバテックは、「木」を通じ自然との新たな調和を創造し、「木」を中心とした循環型社会の実現を目指しています。
岐阜県飛騨市の小学校での広葉樹を使用したアサガオ育成キット制作プロジェクトや、環境保全コンセプトに基づき愛知県東三河産木材を使用したキャンプギア開発など、具体的に地域材料を活用し、新たな循環が生まれるような取り組みを推進して参りました。
また、「全ての人にモノづくりの喜びを」をコンセプトに、気軽にモノづくりやワークショップが楽しめるデジタル・ファブリケーション施設『cre8 BASE KANAYAMA(クリエイトベース カナヤマ)』を運営しています。作り手が目標を持ち、創造意欲を膨らませられるような環境を提供することで、木材の有効活用やミクロ的視点でのものづくり促進の一翼を担っています。

長年の取り組みをSDGsに置き換え トキワランバテックは昭和11年の創業より「良い環境、良い仕事」を行動指針として事業を行ってきました。
創業当時は珍しかった、地域社会の未来を意識した活動を長年続けることにより、地球環境と社会問題の解決を図るビジネスの土台を築いてきました。また、サスティナブルな「木」を取り扱う事業者として、これまでの取組をSDGsに置き換え、各目標に則り以下の施策を行うことを宣言いたします。

12 つくる責任 つかう責任
15 陸の豊かさも守ろう
今後の企画、受託商品にすべての材料構成において、公的な正規の調達手段で持続可能な調達品を使用します。

8 働きがいも経済成長も
17 パートナーシップで目標を達成しよう
①名古屋及び周辺地域において、官/民を問わず社会課題解決型起業への支援活動を継続的に行います。
②BtoCサービス「TOKIWAプロダクト」を立ち上げ、持続的な森林資源に基づく商材開発を展開します。

製作事例

Production Examples

  • 什器・家具

    銘木などの国産木材に高付加価値を与える家具・什器の開発を行っています。

  • 機能資材開発

    特殊形状による遮音壁や、吸音壁、農業用資材の開発を行っています。

  • 商業施設の什器等

    ロッカー、展示什器、陳列棚、ボックス席等、ご要望に応じ最適ロットで生産しています。

  • 書架・その他

    書架に代表される高加重の什器製作も得意としています。

  • エクステリア

    廃木材、廃プラスチックから成形される人工木材を、門柱を含むエクステリア商材として開発、生産し、発送まで行っています。

会社概要

Company Profile

会社名 トキワランバテック株式会社
創業 1936年
資本金 5000万円
本社所在地 愛知県名古屋市中区金山1-14-16 トキワビル 7・8階
代表者 代表取締役社長  吉住 竜志
従業員数 23人
事業内容
  • 建築資材・産業資材製品の開発
  • 製品の受託生産
  • 木質素材の在庫・販売
  • 内装仕上工事
  • cre8 BASE KANAYAMAの運営
  • 不動産賃貸業

環境配慮に向けた新商品開発への取り組み

Efforts to develop new environmentally friendly products

アップサイクルウッドを利用したキャンプ用品の開発

・ツキジリアップサイクルフリーボード

【開発商品の特徴】


まな板、鍋敷き、ウッドプレートとしての多用途性を持つフリーボードです。従来の鍋敷きは焦げてしまうと廃棄されることが多いですが、この製品は片面に施された切削加飾により、使用するほどにデザインが際立ち、美しくなります。本製品で、キャンプ愛好家たちの環境への意識向上を促します。


【グリーンイノベーションにつながるポイント】


焼却される端材のツキジリを使用したアップサイクル商品です。使い込むほどに風格が出るため、製品の長期使用を促すとともに、廃棄物の削減に貢献できます。


  • 開発商品:
    焼却される端材のツキジリを使用したツキジリアップサイクルフリーボード

インタビュー

Interview

本事業への参加に至る背景

当社は、創業以来様々な木材加工メーカーとものづくりを行っており、国産材の受給率を高めるためのSDGs活動を推進してきました。カーボンニュートラルというと地球環境というマクロ的視点になりがちだが、国内の森林保全にも目を向け、一般消費者の方にも身近な森林や木を大切にするミクロな視点に気づきをもたらせたらと思い参加しました。


参加しての所見や感想

本事業では、アップサイクルとなる素材を安定した品質の材料として仕入れるためのルート確保から始まり、用途の加工工程を施すなど、新たなシステムの開発を中心に行いました。試作のフィールドテストやアウトドアイベントへの参加を通じてユーザーの反応に良い感触を得ることができたと感じています。


会社からの今後の提案

当社はBtoB、BtoBtoCといった製品を扱うメーカーに位置しているため、クライアントとの守秘義務の関係から自社の成果品を公表することはありません。本事業のような行政の支援により、当社の国産材の受給率を高めるためのSDGs活動をテーマに独自商品の開発に取り組めたことは、時間的な制約やマンパワー的な問題はありましたが、自社の取り組みを内外に公表できる貴重な機会となりました。こういった機会のひとつひとつが、今後のビジネスに新たなネットワークを与え、新しい事業へと発展していくことを期待しています。