環境配慮に向けた新商品開発への取り組み
Efforts to develop new environmentally friendly products石油由来から自然由来の部材へ 自社のパーツストックで支える低炭素商品の開発
【開発商品の特徴】
ファーストの強みである、いろいろなものを組み合わせる力を活かした商品開発に現役学生や専門家とともに取り組み、エコ素材と既存の押出材部品を利用したパーティションと壁面ラックを開発しました。
ブレインストーミングを繰り返し、商品ターゲットを従来のBtoBからBtoCまで広げての開発に着手しました。
当社のパーツストックに、紙・パルプモード、竹材・集成材、ダンボールなどのエコ素材を組み合わせていくプロトタイピング手法を用い、最終的にダンボールを採用。主にテレワーク用の背景や部屋の目隠しなどとして、住環境にいいデザインを持ち込むとともに、エコ製品への意識の連鎖を生むことを狙いました。建築のトレンドである「半建築」に倣い、素材を生かしたデザインを取り入れ、パネルや金具の断面を見せることで視覚的な魅力を加えています。また、サイズ交換や収納が容易なデザインを採用し、用途の変更が自由自在に行えるようにしました。
【グリーンイノベーションにつながるポイント】
リサイクル素材を使ったプロダクトは、バージン素材よりコスト増になるという問題がありました。カーボンニュートラルやサーキュラーエコノミーについての見識を深める中で、当社がこれまで培ってきた強みを活かし、環境の優等生である紙の中でも安価で頑丈、リサイクルが100%可能なダンボールに当社のパーツストックを組み合わせました。
既存のものをリユースし、廃棄時はリサイクルできる循環を作り、低炭素社会の実現に寄与していきます。